非常持ち出し袋を押入れや戸棚に保管する方も居ると思いますが、名前が「非常時持ち出し袋」なのに非常時に持ち出せないのは致命的です。一番持ち出し易い場所は枕元か玄関なので、奥に仕舞っている方は直ぐに持ち出せる枕元か玄関に置きなおしましょう。また、玄関において置くのは見栄えも悪く置きたくない・・そんな方も居ると思いますが、あなたを守ってくれる大切なアイテムなので玄関など持ち出し易く、目立つところに置きましょう。
車を運転しているときに地震が起こると車の挙動が乱れ、ハンドルも取られる様な感覚が起こります。初めは車の故障かと錯覚しますが、何処かおかしいと思ったら車のスピードを落とし、ハザードを付けて落ち着いて路肩に停車させます。ラジオで状況を確認し、その時の状況にあった行動を落ち着いてとりましょう。
なお、高速道路上で地震が起き、車を置いて避難する必要になった場合は、車のドアにカギはかけずにキーをつけたまま避難します。
街を歩いている時に大きな地震が発生した場合は、ブロック塀の側に居たら危険です。崩れてくる可能性もあるので直ぐに塀から離れます。実際に1978年の宮城県沖地震の際にブロック塀の倒壊により多くの死人けが人が出てしまいました。
その他、電柱の倒壊などで電線が垂れ下がっていたら絶対に近寄らないようにします。
あまり考えたくありませんが、もしも大きなケガをした時のことを考えて、あなたの名前と血液型を明記した緊急の連絡先を明記した紙をサイフなどに入れておくことをお勧めします。(緊急連絡先カード)一人暮らしの場合、住んでいる家(アパート)の住所や連絡先は無意味なので実家や兄弟、信頼できる友達の名前と電話番号などの連絡先も記入しておきます。万が一の時にきっと助けになる筈です。地震が発生したら何よりもパニックにならないように落ち着いて行動するよう心がけましょう。